ゴールが決まった瞬間、DF坪井慶介(31)がグラウンドに崩れ落ちた。浦和は12日、キャンプ地の指宿で練習を行い、午前練習の最後にはシュート合戦が繰り広げられた。1本目であっさりと決めたのが新加入MF青山隼(23)。一方、最後まで決められなかったのがベテランDF坪井。バーすれすれの惜しいシュートや、GK山岸範宏(32)の好セーブに阻まれるなど、最後はペトロビッチ監督(45)も苦笑い。先に終わった選手がスパイクを履き替え、グラウンドから帰る準備をしてもまだ終わらず。やっと決まった時には、疲労困憊(こんぱい)していた。「どれくらい蹴ったのか分からない。途中から力が入らなくなった。疲れた…」と、足元をふらつかせながら引き上げた。