柏が、被災した鹿島、水戸を支援する準備があることが26日、分かった。スタジアム、練習場、アカデミーが一体となった施設を持っているため、練習場の提供などが考えられる。河原広報部長は「具体的な話は現時点ではありません」としながらも、支援の打診があれば積極的に動くつもりだ。

 鹿島、水戸の両クラブは28日から活動再開予定。茨城県は甚大な被害に加えて福島原発の問題により住民は不安を抱えたまま。4月23日のリーグ再開には復興の旗印として地元での開催を目指しているが、状況によっては援助が必要になるかもしれない。

 21日には常磐自動車道が復旧するが、JR常磐線は土浦以北がストップしたまま。それでも柏は同じ“常磐ライン”のクラブとして、できる限りの支援を行う。