<東日本大震災復興支援慈善試合:INAC神戸1-1アーセナル>◇30日◇東京・国立競技場

 フル出場したINACのFW川澄奈穂美(26)が、充実の表情で答えた。「アーセナルもポゼッションのチームと聞いていましたが、INACの方がボールを持っている時間は長かった。課題より手応えが大きい」。作り上げてきたポゼッションサッカーが欧州の強豪相手でも通用することを証明できた。後半25分にはエリア内のMFチ・ソヨン(20)にパスを出し、先制点をお膳立て。「あれはソヨンの個人技。私はただ前にパスしただけです」と謙遜しながら話していた。