日刊スポーツ評論家・セルジオ越後氏(68)が賛同し、企画・運営に携わった「アンプティサッカーフェスタ」が1日、東京・八王子の東京海上日動・多摩グラウンドで開催された。

 アンプティサッカーとは、主に上肢(腕)下肢(脚)切断障害がある選手によるサッカーで、フィールドプレーヤーはつえを使ってプレーする。この日は約20人のアンプティサッカー選手が、東京海上日動サッカー部の選手たちと合同練習、エキシビションマッチを行った。

 つえをつかってアンプティサッカーを体験した東京海上の選手たちは、開始早々汗だくに。体幹を中心に、いかに筋力が必要かを実感していた。

 日本アンプティサッカー協会のスーパーバイザーでもある越後氏は「今日みたいに一緒にプレーし、触れ合うと、両足がある人たちの方が喜んでくれる。かわいそうと見るのではなく、普通に1つのアイデンティティーとして障害者への理解が深まる」と社会的意義を力説していた。