<プレナスなでしこリーグ:浦和0-1INAC神戸>◇最終節◇17日◇浦和駒場

 浦和があと1歩のところで競り負け、レギュラーシリーズ優勝を逃した。

 前半から相手ゴールに迫るも、ゴールが遠かった。同37分にはペナルティーエリア(PA)外でFW後藤三知(24)が相手GK海堀あゆみ(27)と接触しながら右足シュート。海堀の腕に当たったようにも見えたが、ハンドの判定はなかった。後半33分にも右足シュートを放ち、PA内のDFの腕に当たったように見えたが笛は鳴らず。試合終了の笛を聞くと、選手たちはピッチに崩れ落ちて涙した。

 判定について、吉田靖監督は「レフェリーの判定に全部従う」。後藤も「そこに関しては、選手として何も言えない」と口をつぐんだ。だが、駆けつけた5126人のサポーターからは大ブーイング。クラブは映像を確認し、意見書を提出するという。

 8月末から始まるエキサイティングシリーズは、3位でスタートする。雪辱の舞台は、まだ残されている。