元J1鹿島監督のトニーニョ・セレーゾ氏(56)が3日、茨城・鹿嶋市内の鹿島クラブハウスに6年ぶりに訪れた。東日本大震災で被害を受けたカシマスタジアムの被災後初試合となる慈善イベント(4日、カシマ)に参加するため、2日に来日。この日はオリベイラ監督と並んで練習を視察した。

 セレーゾ氏は00年から05年まで6年間鹿島を指揮。00年にはJリーグ、ナビスコ杯、天皇杯の3冠を達成するなど、合計7個のタイトルを獲得した。04年に鹿島に入団したDF岩政大樹(29)は「相変わらずスタイルもよくてかっこよかったね」。MF小笠原満男(32)はグラウンドに姿を現したセレーゾ氏にボールを蹴り込むいたずらを見せ、「当たらなかった」と残念がっていた。