<J1:G大阪3-2神戸>◇第4節◇13日◇万博

 G大阪が6戦不敗(5勝1分け)で3位に浮上した。この日はコンディション不良で大黒柱のMF遠藤保仁(31)を先発から外す采配。前半は苦しみながらも、ロスタイムにMF二川孝広(31)がゴール前のこぼれ球を押し込んで先制。後半18分にFW宇佐美貴史(19)、同34分にはFWイ・グノ(26)が加点して3-2で神戸を破った。

 アジア・チャンピオンズリーグの関係で、2試合消化が少ないながら首位柏と勝ち点5差の3位。夏場に調子を上げつつあり、西野朗監督(56)は「まだまだバランス良く戦えていない。それでも得点の方が常に(失点より)上回っていれば、よしとするところ」と前向きに話した。

 この日はBミュンヘンへ移籍する宇佐美の最終戦だったこともあり、指揮官は「特別な試合で結果を出して、心残りなく次のステップに行けるだろう。いろんな後押しを受けて、トップパフォーマンスを出したのは彼らしい」と新天地へ向かう愛弟子を褒めた。