<J1:福岡0-1横浜>◇第25節◇10日◇レベスタ

 勝っても反省-。横浜の選手が試合終了とともに、まるで敗者のようにうなだれた。前半11分にCKからFW長谷川アーリアジャスール(22)の今季初得点で先制したが、以降は内容が乏しい展開。気温28度、湿度81%と、まとわり付くような暑さに選手の体力が、みるみる奪われた。最下位の福岡を相手にしながら、シュート数は5本。勝利だけが収穫だった試合に、木村和司監督(53)は「途中からバテて、自分たちでリズムを崩した。もう少しやってほしかった」と、ため息交じりに答えた。2位に浮上した喜びは、皆無だった。