<J1:G大阪3-2川崎F>◇第6節◇14日◇万博

 低迷するG大阪が、ようやくリーグ戦初勝利を挙げた。開始わずか17秒で失点するなど、本拠地万博で大苦戦しながらも、粘りに粘って執念の逆転勝利。

 2点のリードを許した前半終了間際にDF中沢が追撃弾を挙げると、後半23分にDF藤春のクロスをFW佐藤が合わせ2-2の同点。最後は後半39分に途中出場の大卒新人MF阿部が、左足で起死回生の決勝ゴールを決めた。

 就任後、リーグ戦初勝利となった松波監督は「非常に早い失点をして、どうかるか…と思っていましたが、選手がそれを跳ね返すメンタルの強さを見せてくれた」とホッとした様子だ。

 大黒柱のMF遠藤は「ここまで苦しい戦いが続いていた。1つ勝って良かった。これで流れに乗れればいい」と前向きに話した。