<ACL:G大阪0-2アデレード>◇1次リーグE組◇16日◇万博

 G大阪が既に最下位で敗退が決まっていた1次リーグ最終戦で完敗を喫した。高さを誇るアデレード(オーストラリア)相手に中盤の底に阿部、武井、二川の3人を配置して守備重視で臨んだ。後半途中までは作戦通りだったが、速攻から先制点を奪われるとオウンゴールでダメ押しを許して勝負が決まった。逆に攻撃は手薄で見せ場らしいシーンはなかった。

 松波正信監督(37)は「モチベーション的に難しい試合だったが、選手は戦う気持ちがあった」と評価した。ブラジルのクラブから逆輸入で新加入していた21歳のDF沼田はこれが公式戦初出場だった。フル出場し「いいところも悪いところも出ました」と話した。DF今野は出場停止で、MF遠藤ら主力はJリーグのために温存された。通算1勝5敗で終え、本拠地のサポーターからはブーイングがとんでいた。