<J1:G大阪2-2鹿島>◇第27節◇29日◇万博

 G大阪が降格圏脱出を逃した。ホームにもかかわらず、前半9分にあっさりと先制点を献上。一時はFWレアンドロのゴールで同点に追いついたものの、同38分にはGK藤ケ谷の簡単なファンブルから、痛恨の勝ち越し点を与えてしまった。敗戦濃厚の後半ロスタイムに、レアンドロが辛うじて同点弾を決めたものの、ホームで喜べない引き分け。勝てばJ2降格圏を脱出していたが、16位で変わらず。

 松波監督は「前半は、なかなかリズムがでなかった。それでも最後まで諦めずに攻めてくれた」と話したものの、強豪がいつまでも下位に低迷したままだ。日本代表MF遠藤が「ポジティブにとらえたい」とあえて前向きに話す姿が、痛々しかった。