<J1:G大阪1-1広島>◇27日◇第30節◇万博

 広島が勝ちに等しい引き分けで、首位の座を守った。前半は防戦一方で後半11分に先制を許した。しかし同31分に途中出場のFW石原直樹(28)のシュートが起点となり、相手クリアからMF森崎和幸(31)が貴重な同点ゴールを決めた。9月15日の仙台戦以来の今季2点目となった森崎和は「(石原)直樹がシュートを打つと信じていた。その次にこぼれ球が来ると狙っていたところに、相手のクリアミスがきたので、思い切って蹴った」と話した。

 無得点に終わったが得点ランキング独走のFW佐藤寿人(30)は「あと4試合。まだまだ他と差はない。ギリギリの試合が続くと思うが、頑張っていきたい」と気合を入れた。前節はホームで柏に後半ロスタイムに決勝点を奪われ、この日2連敗を喫していれば首位から陥落していた。

 この日、同じく引き分けた2位仙台とは依然、勝ち点55で並び、得失点差でリードしている。