＜Ｊ１：Ｇ大阪３－１清水＞◇第３２節◇１７日◇アウスタ

　Ｇ大阪が、ＭＦ倉田秋（２３）の２ゴールで圧勝した。前半２４分にＭＦ家長からパスを受け、ゴール目前まで突破。角度のない位置から強引に先制弾を押し込んだ。一時はＰＫで同点に追いつかれながら、後半１９分にもレアンドロ～二川と流れるようなパスワークから、倉田が決勝弾を決めた。

　今季初の２ゴールに、倉田は「試合前に松波さん（監督）から、シュートを５本以上打てと言われていたので。今までなら、もうちょっと（ボールを）持ってしまうところでも、打ちました」と話した。

　それでも残留を争う１４位大宮、１５位神戸も勝ったため、残り２戦でＪ２降格圏の１６位は変わらず。しかも、主力ＤＦの岩下が累積警告で残り２戦は出場停止と、厳しい状況に追い込まれた。本拠地最終戦となる次節東京戦（２４日）で引き分け以下なら、他会場の結果次第では、Ｊ２降格が決まる可能性もある。

　松波監督は「（残り２戦）しっかり準備するだけ。苦しいか、苦しくないかは、自分たちの考え方次第」と、あえて冷静に話した。