J1残留が絶体絶命のG大阪は27日、奇跡の逆転残留をかけた最終節磐田戦(12月1日、アウェー)に向け、大阪・万博で練習を再開した。

 体に張りを訴えたエースFWレアンドロ(27)と、DF中沢聡太(30)が別メニューで調整。磐田戦には間に合う見通しだが、万全ではなく、大きな不安材料になりそうだ。

 特に守備陣はDF岩下が累積警告で出場停止のため、中沢にかかる期待は想像以上に大きい。

 練習後、大勢の報道陣に囲まれた中沢は「そっとしておいてください」とぼそり。さらに「明日から、ちゃんと練習しますんで。今日はそっとしておいてくださいよ~」と笑顔で訴えかけていた。

 チームは残り1戦でJ2降格圏の16位。まさに崖っぷちに立たされており、松波正信監督(38)は「内に秘めているものは、それぞれが持っているはず。勝つしかない!」と悲壮感を漂わせた。