川崎FのFW大久保嘉人(31)が自身初、所属クラブ初の国内タイトル獲得へ意欲を燃やした。

 11日、ナビスコ杯準決勝第2戦の浦和戦(12日、埼玉)に備えて川崎市内で行われた練習で調整。6日のリーグ柏戦で試合中に相手選手と激突。両腕のしびれや全身のだるさを訴えていた。8日の精密検査で異常がないことが確認され、この日の練習から合流した。

 自身はウォルフスブルク在籍時の08-09年のブンデスリーガで優勝しているが、国内では無冠。川崎FもJ1で2位3回、ナビスコ杯準優勝3回と寸前でタイトルを逃し無冠のままだけに「体調?

 今日の練習をやったということは大丈夫。頭から(先発)かは分からないですけど俺もタイトルが欲しいけど、それよりもこのチームが取りたいでしょうね」とキッパリ。

 第1戦をホームで3-2で制しており、第2戦は1-0、2-1の勝利でも決勝進出を決められる。自らのゴールで国内初戴冠へ大きく前進する。