浦和は16日、サウサンプトンFW李忠成(28)の完全移籍での加入を発表した。李が帰国後に実施するメディカルチェック後に正式契約となる。

 李は12年1月、広島から当時2部相当の英チャンピオンシップ、サウサンプトンに移籍。プレミアに昇格した翌シーズンは出場機会に恵まれず、東京へレンタル移籍したものの、不完全燃焼に終わり、昨年6月に再びサウサンプトンに戻っていた。今季は若手の台頭もあってリーグ戦の出場はなく、カップ戦に2試合出場したのみで得点はなく、14日に契約解除が公式サイトで発表されていた。

 通算記録はJ1が160試合46得点、J2が31試合8得点。チャンピオンシップは7試合1得点でプレミアリーグは出場なし。国際Aマッチは11試合2得点。

 李はクラブを通じ、「これまでの自分のサッカーキャリアの全てを浦和レッズのために注ぎたいと思っています。自分の力の全てを出して、タイトル獲得のため、チームに貢献できるようにがんばります」とコメントした。

 また、山道強化本部長は、「得点力のある前線の選手で、チームにフィットする選手を探していた。その中で、李忠成選手にオファーし、今回加入合意に達することができた。彼がチームの新しい力となり、活躍してくれることを期待している」とコメントした。