G大阪の元日本代表DF加地亮(34)が14日、浦和が無観客試合の処分を受けたことについて言及した。

 加地は、日本代表として05年6月8日のW杯アジア最終予選・北朝鮮戦で、無観客試合を経験しており「選手としてはモチベーションを上げにくい。(05年の無観客試合は)まるで練習試合をしているようだった記憶がありますね」と明かした。Jリーグを代表する選手の一人として「残念です」と深刻そうな表情だった。

 この日、大阪・万博練習場での非公開調整を終え、15日の仙台戦に向けて敵地に移動する際に語った。

 同じく05年の無観客試合を経験している日本代表MF遠藤保仁(34)は前日13日に「日本のいいところは規則正しく、ルールを守って観戦をすることだった。代表でこれまでたくさんの国に行きましたけど、世界一ゴミが落ちていないスタジアムであったり、お客さんのマナーが良かったはず。無観客試合をしてプラスになることは1つもない」との持論を展開している。

 また、G大阪の長谷川健太監督(48)は14日の練習後、浦和に無観客試合の処分が下されたことに対する報道陣の質問を受けると「ノーコメントです」と話した。