<J1:浦和0-2G大阪>◇22日◇埼玉

 浦和の優勝は次節以降に持ち越された。チケット完売、満員のサポーターの後押しを受ける浦和は先に好機を作った。

 前半14分、GK西川のロングボールをDF槙野が頭でパス。MF宇賀神が左サイドをドリブル突破し、最後はMF柏木がシュートを放ったが、枠を超えた。

 G大阪は同17分、MF今野が左クロスを上げるが、ゴール前に詰めた選手が触れなかった。浦和は同43分、槙野の左クロスを相手DFが頭でさわり、そのままゴール枠内へ飛んだがGK東口が好セーブ。同45分にはG大阪のFWパトリックが頭で狙ったが、浦和GK西川が好セーブを見せた。前半は0-0で折り返した。

 浦和は後半途中から、MFマルシオ・リシャルデスとMF関根を投入。同22分には、関根のドリブル突破からMF青木がシュートを打つが、枠を超えた。同36分には、宇賀神のシュートを放つが、G大阪GK東口がなんとかさわって防いだ。G大阪は同26分、FW宇佐美に代えてFWリンスを投入した。さらにFW倉田、FW佐藤を入れた。同39分には、MF阿部が枠内シュートを放つが、GK西川が好セーブ。そして同43分、リンスがゴール前で粘り、左クロスをFW佐藤が流し込んで先制した。さらに同48分、FW倉田がGKの動きを見て冷静に追加点を挙げた。浦和は同44分、負傷で離脱していたFW興梠を投入したが、無得点に終わった。

 G大阪が2-0で勝利し、浦和の今節での優勝を阻止。勝ち点59とし、逆転優勝への望みをつないだ。浦和はホームで完封負け。8年ぶりの優勝は、次節に持ち越しとなった。