<J1:仙台3-3C大阪>◇第32節◇22日◇ユアスタ

 壮絶な打ち合いは引き分けに終わった。序盤から主導権を握ったのは仙台。前半3分、右サイドを突破したFWウイルソン(29)のクロスからMF野沢拓也(33)が右足で決めて先制。17分には、野沢の右CKをFW赤嶺真吾(30)が頭で合わせて追加点を奪った。C大阪も38分にゴール前のこぼれ球をMF杉本健勇(22)が押し込んで1点を返した。

 後半はC大阪が高い位置でボールを奪って猛攻を仕掛ける。27分、杉本のクロスをFW永井龍(23)が頭で流し込んで同点に追いついた。

 直後に仙台はFWハモン・ロペス(25)、C大阪もFWカカウ(33)を投入。すると43分、敵陣でボールを奪ったハモンが左足でミドルシュート。来日初ゴールで勝ち越した。

 だがC大阪も後半終了間際、カカウが右足でたたきこんで同点。最後に仙台はFKからネットを揺らしたが、オフサイドと判定され勝ち点1を分け合った。