G大阪GK松代直樹(34)が「ケンカ番長」になる。3日名古屋戦(豊田ス)に向け1日、主力は万博練習場で調整した。前日4月30日は2-3で大宮に逆転負けして2連敗。昨季のような圧倒的な得点力はなく、2試合5失点と守備は崩壊気味だ。10位と低迷する現状を問題視したベテラン松代が「名指しで言いたいことを言うべき。簡単な言葉では済まさない」と厳しい表情だ。

 3年ぶりのリーグ王者を目指す以上、ACLも含めた厳しい日程も言い訳にならない。「DFは横の連係を意識しすぎているが、自分は縦の部分の問題点を感じている。遠慮なく主張する」と続けた。正守護神の藤ケ谷が左肩亜脱臼で離脱中。自身も左肩ねんざ打撲は完治していない。「痛いとか言っていられないし、少し良くなっている。次は勝つしかない」と言い聞かせていた。【奈島宏樹】