磐田MF山本脩斗(23)が、9日の神戸戦(ヤマハ)でプロ入り後、初のベンチ入りを果たすことが確実になった。この日の紅白戦ではサブ組の左サイドだったものの、相対したMF駒野に果敢に勝負を仕掛けて突破を図った。内山監督も「脩斗はだいぶ良くなった」と成長ぶりを認めた。

 当の本人が一番ビックリしていた。ほぼ試合メンバーだけの前日練習に臨む18人は、控室のホワイトボードに書かれている。だが「いつもは見ないので」と最初は素通りしようとした。そこを武藤マネジャーに「見たか?

 明日(8日)の練習に入ったぞ」と言われて慌てて確認。「呼ばれなかったら見なかったかも」と冷や汗をかいていた。

 突発性の血栓症で、練習合流と正式契約は約半年も遅れた。そこから2カ月でつかんだ初ベンチ。「徐々にやれている感じはある。チャンスをもらったんで」。背番号37が燃えてきた。