最下位のコンサドーレ札幌が荒療治で打開策を図る。次節の10月5日のアウェー磐田戦後、寺で座禅を行うことを検討している。クラブ関係者は「集中力を高めるため、座禅を組むことが必要。現状は精神面にも問題があると思う」と話した。磐田戦から2週間の試合がない期間を利用して実施する方向で検討に入る。

 28日のホーム東京戦で逆転負けを喫し、J1のクラブワーストを更新する11試合連続未勝利となった。11戦のうち、7試合が1点差負けと勝負弱さが浮き彫りになっている。移籍交渉中のFWダビ不在のショックも重なり、集中力の低下など精神面で不安定になっていることが要因の1つだ。残り7試合で16位千葉まで勝ち点13差と、選手のモチベーションの維持も難しい。そこで座禅を組めば、無の境地に至ることで精神統一を図ることは可能。GK佐藤は「結果が出るまで戦い抜く」と、選手は戦う気持ちは失っていない。そこに大胆な座禅作戦をプラスすれば負の連鎖を断ち切れるはずだ。