傷だらけのG大阪MF遠藤保仁(28)が、18日の磐田戦(万博)出場に意欲を見せた。日本代表として出場した15日のウズベキスタン戦で唇を裂傷し、左太ももの張りも訴えた。帰阪したこの日は練習を回避し、治療に専念。遠藤は口元をどす黒く腫らしながら「痛みは感じない。足も違和感はあるけど、普通に出るつもり。負けたら優勝争いが終わってしまうから」と強気に話した。

 磐田戦後は、中3日で22日にACL準決勝浦和との第2戦が控える。リーグ戦は首位鹿島と勝ち点6差の7位。大事な試合が続くが代表、ACLと過密日程の影響で体はボロボロだ。夏場にはウイルス感染症で長期離脱した経緯もあるため、西野監督は「今までなら中2日でもやらせるが、今回は慎重にしないといけない」と説明。遠藤本人は出場に前向きだが、指揮官は磐田戦を欠場させることも考えている。【益子浩一】