日本代表の神戸FW大久保嘉人(26)が今オフ、ブンデスリーガのボルフスブルクに電撃移籍することが19日、濃厚になった。ドイツの関係者によると、正式オファーの段階を終えて、クラブ間交渉に入っているという。大久保は神戸と、海外クラブに限って優先的に交渉を進めてもいいという契約を結んでいるもようで、05-06年に所属したスペイン1部マジョルカ以来、2度目の欧州移籍となる。MF長谷部も所属するボルフスブルクで、来年1月から日本人コンビが実現しそうだ。

 日本のエースに成長した大久保が、欧州に再挑戦することが濃厚になった。既にボルフスブルクから正式オファーを受けており、クラブ間交渉に入った。昨年に神戸入りした際、海外移籍に限って優先的に交渉ができる条項を盛り込んでいるといい、交渉がまとまれば、12月6日のリーグ最終節柏戦(ホムスタ)が日本で最後の試合になる。

 欧州移籍は2度目となる。前回のマジョルカでは05年1月9日デポルティボ戦で1得点1アシストの衝撃デビューを飾ったものの、定位置をつかめず、05-06年シーズン後に退団していた。しかし今回は期待の大きさが違う。関係者によると、ボルフスブルクのマガト監督が、大久保のDFの背後に抜ける速さとパスセンスを高く評価。日本代表の試合もチェックして2列目で起用することを検討している。1億円を超える破格の年俸も準備。欧州での大久保の評価は急上昇しており、昨オフには06-07年ドイツ王者のシュツットガルトが獲得に乗り出し、今年に入ってからもスペイン1部の名門が興味を示していた。

 ブンデスリーガに所属する現役日本人は長谷部、小野(ボーフム)稲本(フランクフルト)に続き4人目になる。ボルフスブルクには日本代表で一緒にプレーする長谷部も所属し、生活面でも問題はない。昨季は5位に躍進してUEFA杯出場権を獲得し、今季も欧州CL出場圏の3位バイエルンに勝ち点6差の9位と上位を狙える位置にいる。欧州の大舞台に挑戦できることは、大久保にとっても大きな財産になる。

 移籍が成立すれば、年内にもドイツに渡る。来年1月31日のケルン戦で、「ボルフスブルク大久保」がデビューすることになりそうだ。