J2仙台は1日、6選手に戦力外通告をした、と発表した。6選手の中には、今季33試合に出場、サポーター人気の高いDF岡山一成(30)も含まれた。ホーム試合の勝利後、観客と繰り広げる「ベガルタ劇場」の先導役。不器用ながらも体を張った守備でもチームに貢献したが、ここ数試合では古傷の影響などもあってか、ベストパフォーマンスとは、程遠かった。

 クラブが来季の契約を結ばないと発表した選手は次の通り。GKシュナイダー潤之介(31)DF磯崎敬太(28)岡山一成、MF佐藤由紀彦(32)田ノ上信也(28)、金子慎二(21)の6人。昨季の左サイドバックのレギュラー磯崎は今季、度重なる故障などもあり、成長した2年目田村に出場機会を奪われた。

 守備の要で、ムードメーカーとしても存在感を示した岡山だが、最近の試合では、ピンチを作るミスも見受けられた。首痛などに苦しんだが「言い訳はできない」と、岡山は口にしてきた。だが、昇格の目があるチームとしては、見過ごせないアキレスけんだったとも言える。クラブには守備の立て直しが急務、との考えもあり主力であるにもかかわらず大ナタを振るった形だ。

 またクラブは、前監督の望月達也クラブスタッフ、内田一夫育成部部長と、来季の契約を結ばないことも発表した。