浦和FW高原直泰(29)が右内転筋痛のため、6日横浜戦を急きょ欠場することになった。出場停止となったFWエジミウソンに代わって先発するはずだったが、5日のミーティング直前に突然、同部の痛みを訴えて試合帯同メンバーから外れた。非公開だった4日の紅白戦で痛めたもので、高原は「回復のメド?

 うーん、どうですかね」と表情を曇らせた。

 横浜戦はエンゲルス監督のラスト采配となる。エジミウソンに加え、DF闘莉王も出場停止で、頼みのFW田中達も右足首痛を抱え、出場は微妙な状況。8月23日磐田戦以来となるリーグ戦でのホーム勝利には、高原の力が不可欠だった。突然の欠場にエンゲルス監督も「高原は昨日も痛かったが出場が危ういとの報告はなかった。急な欠場」と苦しい表情。今季を象徴するように、浦和は最後までドタバタ劇に見舞われた。