<J1:鹿島0-0横浜>◇第6節◇18日◇カシマ

 鹿島の新人FW大迫勇也(18)が日本NO・1DFの洗礼を受けた。公式戦2戦連発と勢いに乗って臨んだ横浜戦で、日本代表DF中沢に「完封」された。好機をつくれずに後半9分に途中交代。「中沢さんは強いというか…。自分の力不足です」とポツリとこぼした。

 要所で中沢のプレスを受け続けた。前半に中沢を背負った場面では、得意の反転を使わずにポストプレーに徹し、後半1分にはペナルティーエリア内で突破を図ったが、中沢にカットされた。「ちょっとつまってしまった。もっといけばよかった」と振り返った。

 高卒ルーキー離れした技術と得点感覚で定位置をつかんだが、この日は中沢に加え、元代表DF松田も擁する横浜守備陣の高い壁を痛感した。「もっとキープして、ゴール前でシュートも打ちたかった。自分の持ち味をどんどん出せれば大丈夫だと思う。それが出せなかった」。この悔しさを今後の糧としたい。