黄金週間の移動は楽ちんが一番!?

 G大阪のMF遠藤保仁(29)が、手ぶらでGWの敵地2連戦を乗り切る。2日のアウェー大分戦に向け、1日は大阪・万博練習場で調整。遠藤はかばんも持たず、携帯電話、i-Pod、ニンテンドーDSの“3種の神器”を直に持って出発した。

 遠藤

 パンツはスパイクと一緒に(トラックで)送ってもらいました。へへへっ。

 いかにもマイペースな男らしい。ツメにネイルアートを施すなどオシャレに人一倍気を配る反面、ひと目を気にせず無頓着な一面もある。男は黙って、裸一貫で勝負する-。「手ぶら」は黄金週間の大混雑を心配し、少しでも楽に移動するための“作戦”でもある。

 2日大分戦、6日のACL山東戦(済南)と、GW中に過酷なアウェー2連戦が控える。総移動距離は約4800キロ。首位鹿島に勝ち点4差で6位のリーグ戦、ACLは1次リーグ首位突破がかかる。西野監督が「前半戦の1番きついヤマ場」という長距離移動だ。

 遠藤

 この日程だと完全に体力を回復することはできないでしょうが、できる限りいいコンディションで臨めるようにしないとね。勝つことが1番ですから。

 重たい荷物は持たず、音楽を聴いたり、ゲームをしながら…。うんざりするGWの人混みを、ピッチでマークをかわすように、遠藤がヒラリと渡り歩く。【益子浩一】