<J1:磐田3-1大分>◇第17節◇12日◇ヤマハ

 日本代表でJ1磐田のDF駒野友一(27)が今季初ゴールを決め、勝利に貢献した。大分をホームに迎えた前半終了間際だった。MFジウシーニョがゴール前でFKを獲得。真正面の位置から、駒野の右シュートはきれいな放物線を描きながら、ゴール右上に吸い込まれた。通算11点目となる今季初弾に、駒野は「ああいう浮かせたゴールは広島時代もなかったからうれしい」と喜んだ。

 今季からセットプレーのキッカーに指名された。試合前日は必ず予行練習を行い、感触を確かめる。ここまでゴールは決まらず「練習では決まるんですけどね」と言っていた悩みも、これで解消された。チームは後半のFW前田の2発もあり今季2度目の連勝。前半戦勝率5割で折り返し、順位は7位に浮上した。それでも柳下監督は「これでよしはない。後半戦に向けて、細かな部分は修正する」と、引き締め直していた。【栗田成芳】