オモニ(母)の「歌声パワー」で、名古屋を粉砕だ!!

 川崎FのFW鄭大世(25)が15日の名古屋戦を前に、シャンソン歌手の母・李貞琴さん(58)が出演したコンサートを観賞した。13日の練習後、都内の会場で母の熱唱を聞き「子どものころから聞き慣れているけど、うまい。じっくり聞いた」と癒やされ、右ひざ内側靱帯(じんたい)損傷の痛みも和らいだ。

 歌手生活16年の母は、地元・名古屋市を中心にライブ活動をしており、美輪明宏や美川憲一、菅原洋一らと共演したこともある。鄭は歌だけでなく、母の手料理も食べ「心も落ち着いた」と感謝した。14日の練習では主力組に入り「蹴るとき以外、ほとんど痛くない」と、ひざも回復に向かっている。この日は東アジアサッカー選手権予選に参加する、北朝鮮代表にも選ばれた。「地元に錦を飾れ」という母の前で最高の結果を出したいところだ。