右アキレスけん痛で別メニュー調整中だったG大阪MF遠藤保仁(29)が、8日京都戦(万博)にスタメンで強行出場する見通しとなった。7日、大阪・吹田市内での全体練習に合流。10対10のミニゲームやシュート練習に参加したが、痛みはなかったという。

 練習前には西野監督と話し合って出場を直訴。「足はよくなっている。明日(8日)はさらにいい状態になると思う。心配する感じではない」と説明した。西野監督も「今の状態なら行かそうと思っている」とGOサイン。また9日出発の日本代表南アフリカ遠征についても「いい形で送り出したい」と容認の構えを見せた。遠藤自身も「まずは目の前の試合。チームの試合をサボって代表に出るのはおかしい」と断言した。

 遠藤は今季これまでも何度か故障を抱えながら強行出場し、好結果を生み出してきた。残り4試合で首位川崎との勝ち点は4差。チームの大黒柱は「ここで引き分けても厳しいし、勝たないといけない試合。優勝したい気持ちがあるんで」と厳しい表情で語った。【大池和幸】