浦和が、ドイツ代表も愛用している「スグレモノ」を取り入れることが16日、分かった。8日の今季練習終了後、クラブハウス内にある風呂場の浴槽を改造。総工費約1000万円をかけ、アイシング用の冷却装置を設置する工事を進めている。ドイツ出身のフォルカー・フィンケ監督(61)の提案で実現した。

 これまでは、疲労回復とケガ防止のため、水と氷を入れたドラム缶形のタブに1人ずつつかって、アイシングしていた。だが、水温を一定に保つのが難しいという欠点があった。クラブ関係者によると、深さが90センチある「新兵器」にはタンクがついており、「アイシングに最も適している」(フィンケ監督)という6度に維持できる。1度に4~6人が使用でき、効率も一気に上がる。来年1月下旬に完成する予定だ。

 今季は、太ももや内転筋を故障する選手が多く、夏場は台所事情が苦しかった。新兵器は、巻き返しを狙う来季、力を発揮しそうだ。