J1鹿島FW田代有三(27)が、オファーを受けていた山形への移籍を決断したことが22日、分かった。鹿島側は、田代を来季も戦力として考え慰留したが、先発での出場機会を求めていた田代を、翻意させられなかった。期限付きで、山形へ移籍する見込みだ。

 史上初の3連覇に貢献した充実感の陰に、田代は先発がわずか1試合に終わったストレスも感じていた。昨季リーグ戦は27試合に出場したが、今季はFW大迫の加入もあり、リーグ戦の出場は16試合まで激減した。福岡大時代の03年に、特別強化指定選手として大分に所属した経験がある。当時の監督だった、山形小林監督の戦術を理解しているのも決め手の1つだったようだ。