浦和のチーム強化責任者に、元日本代表FWの柱谷幸一氏(48)が就任することが25日、正式決定した。クラブがこの日、甲状腺機能の障害で療養中の信藤健仁チームダイレクター(TD)の退任と、柱谷氏の来年1月1日付での就任を発表。同氏はトップチームから下部組織までを統括するゼネラルマネジャー(GM)的な役割を担う。

 浦和は今季からフィンケ監督と強化部門の信頼関係を構築できずに夏場の連敗で失速。信藤TDの体調が悪化した11月下旬以降、92~94年に浦和でプレーしたOBで、山形や京都監督時代にGMを兼任した柱谷氏と交渉を重ねていた。柱谷氏は「16年ぶりの古巣への復帰になりますが、これまでの経験を生かして全力で頑張りたい」とコメントを発表した。