G大阪が、06年に全北現代(韓国)のエースとしてアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)制覇に貢献したFWゼ・カルロス(26=ポルトゲーザ)の獲得に動いていることが26日、分かった。Kリーグ通算80試合34得点で、現在は母国のポルトゲーザに所属。関係者は「年明けにも決まるように、今は交渉を進めている段階です」と明かした。

 ゼ・カルロスは武闘派としても有名。クルゼイロに所属した今季、7月12日のアトレチコ・ミネイロ戦で相手選手にひじ鉄を食らわせ、ブラジル国内の最短記録となる開始15秒で退場処分を受けた。全北現代時代には、07年9月26日のACL準々決勝で浦和と対戦し、両軍交えての乱闘騒ぎに発展したこともある。

 身長186センチのガッシリとした体形で、フィジカルが強く爆発力もある。まさに「ブラジルの暴れ馬」。アジアでの実績があり、チームに順応すれば、相手にとって脅威的な存在になることは間違いない。早ければ天皇杯終了後にも正式決定する見通しだ。