<天皇杯:G大阪2-1仙台>◇準決勝◇29日◇国立

 仙台がJ2優勝の勢いそのままにぶつかったが、G大阪の壁は厚かった。0-1の後半13分、MF関口の右からのパスを、FW中原が決め同点にするまではよかった。だが、巧みなパスワークを追い回すことで体力が消耗し、足が止まった。後半20分、G大阪FWルーカスに決勝点を献上。今季公式戦56試合目で、疲労も大きかった。それでも観戦した日本協会の犬飼会長は「十分J1でやれるサッカーをしてた」とたたえた。手倉森監督は「悔しいけど、いい経験、勉強をさせてもらいました」と表情を引き締め、J1勢との4試合を来季への糧にするつもりだ。