清水の鉄人MF伊東輝悦(35)が4日、女子高生に囲まれて始動した。この日、静岡・鈴与三保グラウンドで行われた東海大翔洋中・高の初蹴りに参加。東海大一時代の恩師で現女子部の佐野健二監督の依頼に応え、メーンイベントの「現役中高生対OB選抜」の前座「現役女子サッカー部対OG選抜」に、現役チームの助っ人として電撃参戦した。

 毎年、母校の初蹴り参加は欠かさないが、女子のOG戦出場は初めて。「どうやってプレーしていいのか…照れくさいね」とぼやきながらも終始、笑顔でフル出場。J史上1位の通算467試合出場の技を、随所に披露した。これには女子高生たちも大喜び。MF原美里(2年)は「すべて参考になりました」と感動していた。試合後は、キャピキャピの女子高生たちと一緒に記念写真に納まり「めったにないことで楽しかった」と目尻を下げていた。