フランスリーグのレンヌMF稲本潤一(30)が、川崎Fへ完全移籍することが12日までに決まった。この日、レンヌがクラブの公式ホームページで発表した。稲本と同クラブの契約は1年半残っているが、クラブ間の移籍金交渉も合意に達した。稲本にとって、9年ぶりのJリーグ復帰となる。13日に帰国し、14日にメディカルチェックを受け、15日に会見を行う予定だ。

 稲本は昨年夏にフランクフルトからレンヌに移籍したが、出場機会が激減。W杯イヤーへ、出場機会を求めて移籍先を探していた。昨年夏に大宮からオファーが届き、昨年末には川崎Fからもオファーを受けていた。川崎Fの日本代表MF中村は稲本加入について、交渉中の段階から「間違いなく戦力アップする。きっと新しい化学反応を起こしてくれるはず」と強い期待を寄せた。