経営再建中のJ2大分が資金調達で大苦戦していることが12日、分かった。昨季の倍の約1万3000席を販売目標数としているシーズンパスは、8日までに約1500席売れただけ。多数のスポンサー露出を目的に今季導入されるLED(発光ダイオード)看板の申し込みはまだない。GK西川ら主力の移籍金合計も予定を下回る約2・5億円。クラブ関係者も「(パス購入は)今の時点では少ない。チームへの不安があるのかな」と元気がない。つなぎ融資2・5億円を受けた地元金融機関への1月末までの返済はリーグの追加融資2・5億円が認められて補えても、2月以降も減収が続けば資金繰りが再び悪化する懸念がある。