清水移籍が決まった元日本代表MF小野伸二(30)の背番号が「30」に内定したことが14日、分かった。この日、クラブハウスを訪れた清水の早川社長は、30番で決まりですか?

 との問いに「そうなると思うよ。22日(新体制発表記者会見)に正式に発表します」と、明かした。

 浦和時代は28、18、8番。フェイエノールトでは14、8番を背負った。ボーフムでの23番を除くと、今までは「8」というイメージが強かった。地元出身のスター選手だけに、クラブ側が希望番号を考慮することも十分に考えられたが、本人が“VIP待遇”を嫌い、空き番号の「30」を背負うことになった。縁もゆかりもない背番号は、新天地での再出発を誓う小野の決意表明でもある。助っ人ではなく、チームの一員としてタイトル獲得に貢献する-。そんな小野の思いが背中からも伝わってくる。