今季のJリーグは「応援お願いします」禁止!?

 静岡県内で新人研修中の99人に2日、珍指令が下った。テレビ中継の選手インタビューの締めが「応援お願いします」などと似通っていることに着目。研修担当の中西大介マネジャー(44)が日本協会の川淵名誉会長も「つまらない」と話していたことを思い出し、自分の言葉で決めゼリフを言えるように指導した。

 講師を務めた95年のノルディック複合世界選手権団体金メダルの荻原次晴氏(40)も「サッカー選手は感情が表情に出ない人が多い。自分の言葉で個性を出さないともったいない」と指摘した。最初は黙っていた新人たちも、研修の最後には「ゴール裏の灼熱(しゃくねつ)地帯(サポーター席)をもっと熱くします」(柏GK川浪)「今季のイケメン枠(背番号)20番はボクです」(岐阜DF山内)など、徐々に成果が出てきたようだった。