ブンデス1部ケルンから新加入した浦和MFウィルフリード・サヌ(26)が11日、「弾丸スローイン」でのアシスト量産を目標に掲げた。J公式戦初出場となった新潟戦から一夜明けたこの日、さいたま市内で調整。脚力を生かした活躍とともに、助走なしでのロングスローが注目され「(タッチラインから)GKまで届くよ。ライナーも投げられるし、チームにとってチャンスになる」と状況に応じてゴール前に直接放り投げるプランを明かした。推定飛距離は30メートル。アフリカ人特有の身体能力に加え、幼いころから器械体操で全身バネに鍛え上げており「助走をつければ、さらに飛ぶ」という。DF坪井も「あのスローイングには驚かされた。大きな武器になる」と期待していた。