けが人続出のJ1磐田が、総力戦で17日の大宮戦(ヤマハ)に臨む。16日の完全非公開練習ではナビスコ杯横浜戦(14日)で背中痛を再発させたFWイ・グノ(25)が、紅白戦をこなして強行出場の構え。左足甲を痛めたDFパク・チュホ(23)は別メニュー調整。試合直前に見極める。

 FWにはJ1初弾を決めた荒田が控え、パク欠場の場合はDF金沢浄(33)の代役出場が確実だ。金沢は今季公式戦3試合に途中出場して2勝1分け。あと4試合で通算200試合出場となるベテランは「ベンチと先発ではやり方が変わる。心構えや相手のイメージを考えながら、どちらでもいけるように準備したい」と臨機応変に対処する。

 チームは公式戦4戦連続負けなしと、調子を上げている。5戦連続となれば08年5月以来約2年ぶり。主力の負傷は不安材料だが、柳下監督は「12番目、13番目の選手が準備できている。心配ない」と士気を高めた。【栗田成芳】