ゴンが本気でサポートメンバー狙う!?

 コンサドーレ札幌のFW中山雅史(42)が10日、日本代表の予備登録選手入りを待望した。W杯南アフリカ大会の代表からは漏れたが、あきらめてはいない。12日にけがなどがあった場合に入れ替え可能な予備登録選手(最大7人)が発表される。「2日後のサポートメンバー発表まで希望は持ち続ける。他の選手は分からないが僕は常に(代表を)意識している」。98年フランス大会でW杯初得点を決めた42歳は、“最終発表”までひたむきにアピールし続ける覚悟だ。

 10日、中山は北九州から移動直後にもかかわらず札幌・宮の沢で約1時間半、精力的に汗を流した。代表発表後、クラブハウス内のホワイトボードに代表全選手の名前が記入されていたが、FWの一番下には誰が記入したのか「32番

 中山」とあった。「登録23人なので32番はないんですけどね」と笑ったが、超サプライズ選出に向け、心の準備だけは整えていくつもりだ。

 磐田時代に同僚だったGK川口の選出については「ケガで苦しんでた分、燃えるものがあるはず。いろんな役割がある。それをまっとうしてほしい」とエール。02年日韓大会での自身同様、精神的支柱としての役割を期待していた。

 夜からは映画「アイアンマン2」のPRイベントにも参加するなど終日フル稼働。「南アフリカにはアイアンマンの中に入っていきますよ~」とジョークを飛ばすなどゴン節の方も好調だった。【永野高輔】