<J1:新潟3-1山形>◇第12節◇15日◇東北電ス

 新潟FW矢野貴章(26)は、今季無得点のままW杯へ乗り込むことになった。前半15分、同36分には、ともにヘディングシュートを放つも決められなかった。シュートは、この2本だけ。代表選出後、初の試合とあり「いつもと違う雰囲気は感じました」と言う。「みんなの期待が伝わってきたし、点を取らないといけないと思った。今日は決めたかった」。ただ岡田監督の期待は得点だけでなく、守備も含まれている。「自分の持っているものをすべて出し、泥くさく、ガムシャラにやってきたい」。試合後にはサポーターから、メッセージがつづられたノートを渡された。「自分を後押ししてくれる人がいると思えば、頑張れる。頑張らないといけない」。強い決意を持って南アへ向かう。