日本協会の犬飼基昭会長が、観客による人種差別発言に関し、徹底的な調査を命じた。20日、Jリーグの羽生事務局長が「犬飼会長にも、しっかり調査しろと言われました。生半可なことでは済ませない。W杯招致への影響もある。時間をかけて、真摯(しんし)に対応したい」と語った。15日の仙台-浦和戦(宮城ス)の試合後、浦和サポーターとみられる観客がペットボトルを投げ込み、仙台の外国人選手に対して差別的な発言を行った。現在Jリーグが両クラブに調査を指示している。同協会の田嶋幸三専務理事も「スポーツ界で、いかなる差別も排除しなければいけない」と語るなど、厳しい態度で臨んでいる。