Jリーグが、観客による人種差別発言が行われた浦和に対し、罰金処分が科される可能性が高くなった。1日、東京・本郷のJリーグで羽生事務局長が「個人的な見解だが、勝ち点はく奪や無観客試合まではいかないと思う」と見通しを語った。今週中に当該クラブの仙台、浦和から報告書が届く予定。これを基に委員会を開いて処分を決める。これまでの観客トラブルの際、運営責任を負う主催クラブのみが処分されていたが、今回はアウェーの浦和も処分される見込み。同局長は「そこが今回の論点。それだけ重く見ています」と語った。5月15日の仙台-浦和戦(宮城ス)の試合後、浦和サポーターとみられる観客が、仙台の外国人選手に対して差別的な発言をした。