高校生・三上の3試合連続メンバー入りが濃厚となった。コンサドーレ札幌は10日、札幌・宮の沢で紅白戦を行った。札幌U-18FWの三上陽輔(18)が、途中から3-5-2システムの右MFに入った。石崎信弘監督(52)は「希望としては函館に連れて行きたいと考えている」と13日の次節愛媛戦(函館)でのメンバー入りを示唆した。

 流動的だった函館帯同が現実味を帯びてきた。5日の前節草津戦まで2試合連続で先発出場。今週は午前中が高校の試験だったが、これで午後限定ながら3日連続の練習参加となった。紅白戦参加をメンバー入りの条件の1つとしていた石崎監督もプレーを見て「悪くない。ミスが少なくていい」と上々の評価。ここ2試合は4-4-2システムだったが、DFを3バックにした際の守備面のバランスなどもチェックした。

 この日で試験が終わったため、11日は午前練習に参加してから授業に戻る予定だ。三上は「試験が終わって気持ち的にも楽になった。練習に出るからにはメンバーに選ばれるよう頑張りたい」と3試合連続の先発出場を視野に入れた。【永野高輔】