浦和が、W杯日本代表にサポートメンバーとして帯同した福岡大FW永井謙佑(21)の争奪戦に本格参入することが19日、分かった。既に今季開幕直後、大学側に来季獲得の方針を打診。現在、東京や横浜などJ8クラブからオファーが届いているため、当初6月末に設定してた本人の意思確認を今秋まで延長。入団を想定して、フィンケ監督率いるトップチームの練習に招待する方針を固めた。永井は、若手主体で臨んだ1月のアジア杯予選イエメン戦で日本代表デビュー。W杯では登録メンバーにこそ選ばれなかったが、将来性を評価されて南アフリカまで帯同した。浦和側は50メートル5秒8の俊足とフィジカル、ゴール前での勝負強さを高く評価。「野人」の愛称でサポーターに親しまれたFW岡野雅行(現JFL鳥取)の後継者としても期待している。