G大阪のエース候補として今季から加入したFWゼ・カルロス(27=ブラジル)が、退団することが25日、分かった。近日中に正式発表される。複数のJクラブが関心を示していたが、関係者によると移籍先は古巣ポルトゲーザが最有力だという。ゼは06年に全北現代(韓国)でACLを制覇し、クラブW杯にも出場。得点源として期待されたが、西野監督の構想から外れていた。

 チームは昨夏にFWレアンドロがカタール移籍するなど、毎年のようにブラジル人FWがシーズン途中で退団劇を繰り返している。ゼは、完全に干された状況で、リーグ戦出場は3月28日仙台戦に途中出場した19分間だけ。最近8試合はベンチ外で、練習試合にすら使われていなかった。年俸7500万円(推定)が、無駄遣いになってしまった。同じく去就が流動的だった元韓国代表FWチョ・ジェジン(29)は残留が確実になった。